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αマスターズ井戸端会議 その3 「さらばαマスターズ! α談義しゃべり納め」 [座談会]

4ヶ月にわたってお送りしてきた“α100”徹底体験ブログもついに本日で最終回。みなさま、これまでご愛読ありがとうございました。“α100”の魅力を完全に伝えきれたかどうかはわかりませんが、デジタル一眼レフの楽しさ、「撮る」ことの楽しさを少しでもお届けできたとしたら「αマスターズ」の3人もこれに勝る喜びはありません。

てなわけで、シメの1本「αマスターズ」の3人が三たび顔をつき合わせて語る座談会。長いようで短かった4ヶ月を振り返ります。
(藤井)

 

●改めて実感する“α100”の「レンズ力」

 

豊田 さて、このblogもこれで最終回。みなさん、この4ヶ月を振り返ってどうでしたか?

犬楠 開始したころから考えると、それなりにステップアップできた気はしますね。被写界深度なんて言葉を、こんなに日常でたくさん使うようになるとは思わなかったし(笑)。

豊田 一眼レフの面白さが、ちょっとはわかったかなという感じですね。

藤井 でも、もし銀塩の一眼レフをいきなり渡されても、ここまですんなりとハマれたかどうかは疑問だよね。そのあたりは、デジタルだからこそだと思う。

犬楠 あとコンパクトだと被写体をほとんど目で見たままに風景から切り取るだけだけど、一眼レフならレンズの選択や狙い方で、いろんな表情の作品になりますから面白かった。

藤井 眼球からの情報と、レンズを通ってファインダーに送られてくる情報とのギャップっていうのかな。その狭間に、なにかクリエイティブなものを入れ込む余地がある、と。まあ自分はそこまでのレベルには達せなかったけどね。

豊田 やっぱりそれも「レンズの力」なんでしょうね。ひとつの被写体が、撮る人のイメージや技術で様々な姿を見せるという。僕も、「レンズを換えて撮る」ことの楽しさがこのblogをやることで少し理解できたような気がします。撮ってるうちに「欲しいレンズ」が出てきたりして。

犬楠 僕はけっこういろんなレンズを試させてもらったんですが、ズームレンズ DT 18-200mm F3.5-6.3の使い勝手のよさは印象的でしたね。あれ一本あれば、たいていの現場でほとんど事足りちゃう。あとは風景を撮るなら広角人を撮るならボケ味のきれいな開放F値の明るいものを選ぶとか、自分が何を撮りたいかに合わせてもう1本持っていけば完璧ですね。

  
DT 18-200mm F3.5-6.3を紹介した「“α100”の交換レンズを試す」より。同じ場所からテレ端と
ワイド端で撮影した写真

 

●初心者にとっての”α100”

 

豊田 “α100”は「誰もがきれいにとれるカメラ」を目指していて、今まで高いと思っていた一眼レフというハードルを下げてくれたことは確かです。コンパクトデジタルカメラから一眼レフに持ち替えても、あまり違和感なく簡単に撮れることはできました。でも撮ることはできたのですが、「ボケ味のいい写真」を撮ろうと思ったとき、どうやればそういう写真が撮れるのかいまひとつピンと来なかったんですよね。触ってまだ4ヶ月ですけど、やっぱり枚数を撮って、いろいろな作例を見て試行錯誤することが大切なんだと実感しました。

藤井 ワタシも、偶然「お、これはいいな」と思える写真が撮れることはあっても、コンスタントにレベルの高い写真を撮れるまでには到達できなかったな。

犬楠 ただ、その「偶然の傑作」が撮れたときに、それがなぜ撮れたのか、どうしたらまた撮れるのか、いろいろ考えて試してみることが楽しみなんですよね。とりあえずパシャパシャ撮ってるうちに、少しずつコツや理屈がわかってきて、だんだん自分にとって一番使いやすいカメラの扱い方を覚えていく。僕も最初はフルオートで撮影していて、それからプログラムオートになって、最終的には絞り優先モードが一番自分のスタイルに合ってることがわかりました。

藤井 初心者がはじめて一眼レフに触った時に感じるコンパクトにはない写真の撮りかたが、面白さとして昇華されればいいなと思うね。

犬楠 「もっといい写真を撮りたい」という気持ちがあれば、それにちゃんと応えてくれるカメラですからね、“α100”は。デジタルだから結果がすぐわかるし、銀塩カメラに比べれば「面白さ」へ到達するまでの道のりはずっと近いと思いますよ。

豊田 それに、初心者にとって一番切実な失敗要因である「手ブレ」については、しっかりとした対策が立てられていますから安心度は高いですね。アピールポイントとしてもすごくわかりやすいし。

藤井 ワタシはこのblogの中でも照明の暗い水族館に行ったり、お台場で虫を接写したり、川辺の鳥を望遠で撮ったりしたけど、そのどれもが手ブレ補正に助けられたって感じだね。特にマクロや望遠といったレンズの面白さが一番わかりやすいシチュエーションって、同時に一番ブレの影響が出る場面でもあるわけじゃない。デジタル一眼レフの入門機に強力な手ブレ補正機能がついてる、っていうことの意味は大きいと思うな。


藤井が鴨川で撮影した着陸寸前のサギ。手ブレ
補正がなければどうなっていたことやら。

 

●デジタル一眼レフカメラがブレイクした「理由」と「意味」

 

豊田 それにしても売れましたねー、“α100”。

犬楠 αだけじゃなく、全体的に「デジタル一眼レフブーム」と言えるような活況ですよね。でも、なんで今これほどデジタル一眼レフがブレイクしたんでしょうか。

豊田 やっぱり、子どもの成長を残したいパパとか、ペットの写真を公開するブロガーとか、従来はコンパクトデジタルカメラを使って撮影していた人がステップアップのために一眼レフを選ぶケースが多いんじゃないでしょうか。

藤井 確かにそれもあるだろうけど、コンパクトデジカメとデジタル一眼レフって、実はかなり方向性の違うものじゃない? コンパクトに求められるのは小ささや手軽さ、あるいはデザイン性だったりするわけでしょ。そう考えると、コンパクトを愛用しているユーザーが単純にデジタル一眼レフに乗り換える、ってことだけでこのブームが説明できるのかなあ。

犬楠 男の子のメカ好き心をくすぐるものが一眼レフにあるんじゃないですかね。

豊田 そういう人はアンティークの銀塩カメラとかに行っちゃいそうですけどね。

藤井 これは想像だけど、カメラ好きの中に、デジタル一眼レフが手に届く価格帯にまでやってくるのをずっと待ち構えていた人たちが少なからずいるような気がするんだ。デジタル一眼レフというモノ自体はかなり以前からあったけど、長い間ものすごい高価格で、なかなか手が出せなかったじゃない。そこへ一気に10万円前後のエントリー機種の登場でしょ。これは「待ってました」って感じじゃないかなあ。

犬楠 あと無視できないのは、銀塩カメラの手触りに馴染んだシニア層のユーザーじゃないでしょうか。60歳以上で、カメラを趣味にされている方ってかなり多いですよね。以前取材したセミナーでも、シニアの出席者がたくさんいらっしゃいました。

藤井 ひと昔前まではさ、暮らしの風景の節目節目には必ずカメラがあったじゃない。「写真を撮る」という行為に、すごく特別な意味があった。コンパクトデジタルカメラやカメラつきケータイの普及は「撮る」ことを日常のなにげない行動のひとつにしてしまって、それはそれで画期的ではあるんだけど、デジタル一眼レフのブレイクは以前の日本にあった「カメラのある生活」を再認識させるような気がするんだ。

豊田 お、さすがは僕らの中で一番シニアに近い人の意見ですね。

藤井 だれがシニアかっ!

犬楠 いずれにせよ、“α100”を手にすることで、「撮る」ことの意味が自分の中でまた変わっていったように思えます。コンパクトデジタルカメラばかり使っていたころには言えなかったけど、今なら「趣味はカメラです」って言える……かもしれません。

藤井 ワタシもホビーとしてのカメラの面白さを、これからも“α100”に教えてもらおうと思う。老後のためにね。

豊田 けっこう根に持つタイプですね……

(藤井)


2006-10-20 22:20  nice!(9) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

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